挑戦する先輩たち

2011年度御卒業 齋藤円先輩

2011年度御卒業 齋藤円先輩
2011年度御卒業 齋藤円先輩

2011年度御卒業された齋藤円先輩は22歳で青年会議所に入会され、18年間走り続けてこられました。

そして現在も尚、乙訓青年会議所を最も知る先輩のひとりとして世代を越えたメンバーの良き理解者であり、また良き相談相手として現役メンバーとのパイプ役をして頂いております。

-まずは乙訓青年会議所に入会した当時の心境を教えて下さい。-


私は、青年会議所に入会するまで何をやるにしても中途半端で、どちらかと言えばその場しのぎで上手く立ち回って考えるタイプの人間であった様に思います。

でもこの青年会議所に入ってからまず思ったのが卒業は40歳までとで決まっているのでそこから逃げずに絶対にやりきろうと心に誓いました。



-青年会議所に入会されてからの思い出に残るエピソードを教えて下さい。-


沢山ありますが、先輩との喧嘩も心に残っている事の一つです。私は乙訓青年会議所に強い思いがあったのでどうしても納得出来ない事は、先輩であれ意見し引かなかった時も多々ありました。

また、家庭の面では子供が産まれた年に初めての理事を受けた事です。正直経済的、時間的にもしんどかった時期でしたが自分なりに工夫をして、また周りの協力も得ながらやりきる事が出来ました。


今、振り返るとあの当時の毎日が私の挑戦の日々の連続であったのかもしれません。 乙訓青年会議所が立ち居なく
なりかけた時期がありましたが先輩や同志と共にその難局や苦労を分かち合い乗り越えた時代があった事も今は良き思い出になっています。



-現在の乙訓青年会議所メンバーに向けて一言-


今の乙訓青年会議所のメンバーは優秀で非常に出来たメンバーが多いと思います。

しかし、その役をこなす上で色んなやり方があるという事も知って欲しいと思います。

私たちは、出来た人間ばかりでは無かったかもしれませんが強い思いや信念を持っていました。乙訓の伝統やしきたりが生まれたのには様々な理由がありました。上の立場の人間はしっかりと何故なのかその理由を説明出来て欲しいし、また各メンバーは疑問に思った事をしっかりと質問して頂きたいです。


しかしその大前提として、役の上下関係だけではなくまずは人間関係が出来ていてどちらもがお互いの事を理解しているか、少なくとも理解しようとしているかが非常に大切なのではないかと思います。


私も過去と未来を紡ぐ事が出来る様に頑張ります。現役メンバーに於かれましても失敗を恐れずに小さな事からも挑戦を続けていける乙訓青年会議所メンバーであって欲しいと願っています。


(記事 清水野分)