ハートコネクション Oyamazaki

ハートコネクション Oyamazaki 代表 吉川 理香さん
代表 吉川 理香さん

市民活動はいくら良い活動を行っていても、身元の信用がないという事が悩みの種。この初めの一歩を踏み出すことをサポートできる組織作りにハートコネクションOyamazakiは取り組んでいます。

 


大山崎町は「手伝おうか?」と気軽に声をかける温かい気持ちの人がたくさん住んでいるのが大山崎町の良いところ。吉川さんは温かい気持ち同士をつなぎ合わせて、地域の活動を点から線に、線から面に広げたいと考えています。

 

また、大切なのは「箱」よりも「心の箱」と考え活動をしています。 青年会議所には向日市・長岡京市のサポートセンターが持つ知識や経験を教えてもらえる場を設けてほしいと、青年会議所への期待を頂きました。

 

インタビュー中「様々な団体と話をして要望を聞き出す事が大切」と語られましたが、地域に認められる青年会議所運動への大きなヒントを頂いたと感じます。 物事は「一辺作るからしか始まらない」と前向きな気持ちの吉川さんから、青年会議所運動に共通するチャレンジスピリットを感じました。



右:吉川里香代表 左:岩本委員長

吉川さんは、子ども達の成長を音楽を通して支える「ポコの会」を主催し、高齢者施設の慰問を行うなどの活動を10年間続けてきました。その間に感じたことが、個別の組織ではいくら良い活動を行っていても、身元の信用がないという事。そこで大山崎町の社会福祉協議会にそのバックアップを行ってもらいました。

 

しかし、活動が広がるにつれて柔軟な対応や種々の制約という行政組織であるための限界も現れ始めました。

 

一方で、向日市や長岡京市には市民活動を支援するサポートセンターが整っており、この仕組みをうらやましいと感じたことが大山崎町のサポートセンターを立ち上げようと決意したきっかけ。大山崎町には公民館サークルを始めとして、民間の活力で地域づくりを行っている団体はたくさんあります。

 

そして、何か取り組みを始めたら「手伝おうか?」と気軽に声をかけてくれる人がたくさん住んでいるのが大山崎町の良いところ。吉川さんはこれらの点の活動を線にしたい、線から面にしたい、温かい気持ち同士をつなぎ合わせたいと考えて活動を行っています。

 

現在、サポートセンターを準備する上で、拠点となる場所・会議室・コピー・ロッカー・私書箱・駐車場・・・etc

欲しいものはたくさんありますが、大切なのは「箱」よりも「心の箱」と考え、まずは種々の団体が気持ちよく活動できる環境づくりを進めています。ゆくゆくは二市一町のサポートセンター同士の繋がりを作っていきながら、ボランティア間の横の繋がりや地域の繋がりを広げていきたいと考えています。

 

そのためにも青年会議所には向日市・長岡京市のサポートセンターと間を取り持って、先進の経験を教えてもらえる場を設けてほしいと、青年会議所への期待を頂きました。

 

また、若い世代が活動を行うにはネットでの情報提供が必要になってくるので、パソコンの使い方やブログなどの作り方なども教えてもらいたいとの要望もありました。 インタビュー中、吉川さんが「様々な団体と話をして要望を聞き出す事が大切」と語られましたが、このような声を聞きながらまちづくり活動を行って行くことが地域に認められる青年会議所運動に繋がっていくのではないかという大きなヒントも頂きました。


取材協力:ハートコネクション Oyamazaki 

取 材:岩本 伸一(公益社団法人乙訓青年会議所 JC運動発信委員会 委員長)

記 事:堤 淳太(公益社団法人乙訓青年会議所 JC運動発信委員会 副委員長)

記事編集・作成:JC運動発信委員会